2007-06-09(Sat) 20:24:39
行ってきました、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」を見に国立博物館へ。
いやー念願叶ったり。本当に良かったです、学生料金で見られて(そこかよ) 学生定期でも学生料金で助かりました。 1500円(大人料金)は流石に痛い…… 一番感銘を受けたのはダヴィンチが人の感情まで研究して絵画に生かしてたということ。 「最後の晩餐」を書き上げるために、どんな感情をもった人はどんな動きをとるか、表情を取るかまで研究したと。 確かに、いきいきとした絵をかくために、本物に近づけるためには当たり前なのかもしれないけど、一番それが印象的でした。 小説や映画のシナリオは、人の内面を写し出すものだから考えるものなのかもしれないけど、絵はもっと表面的なものだと思っていました。 いや、失礼だったなかなり。 解剖学やら数学まで勉強したそうですよ。 たった一枚の絵を描くためにそこまで勉強する姿勢は尊敬してしまうし、ある意味羨ましい。 今日は朝から「空中庭園」(角田光代)「ありふれた風景画」(あさのあつこ)も読めて、幸せな一日でした。 「空中庭園」はタイトルが開放的でお気に入り。 でも内容は間逆ですね。人が内面に隠してることの話だけに、ちょっぴりドロドロ。 角田さんは、人物の書き分けが物凄く上手くて、全員存在がリアル。 だからこそ読み終わった時、強烈に誰かに秘密を教えられたような重さを感じます。笑 「ありふれた風景画」は、前に週刊誌で読んだあさのさんの「自分にとってこの人だという人に出会えると世界が変わる」という解説が印象に残っていて、図書館で見つけ即借り。 単に友情かと思えば、予想外の恋愛話にびっくりし、とまどいいつつ。 中高の頃って、世渡り身に付けつつ、自分のことを本当に分かってくれる人に、受け入れてくれる人に物凄く出会いたいと思うものかもしれない。 じゃないと自分というものが不安になるのかもしれない。 要はそんな本なのかなぁ、という感じです。 ちょっと変わった恋愛だけど、淡々とした文体が綺麗でした。 そういえば中高の頃、自分がどう見られてるか凄く気にする歳なんだとはよく思っていました。 毎年「○○ちゃんの印象は!」を書くたび、それが印刷された冊子が届くたびに。 あれ書くのは面倒だった……届けば結局見てたけど。笑 あ、バトン拒否でいいよね?>kちゃん。 あのキャラって日記で一人語りできないよね、誰かに言われたことに対して答えるのならまだしも。 スポンサーサイト
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